TURNING POINT / STOCK SELECTION

銘柄の探し方

「どれだけ上がっているか」だけではなく、 「今日どれだけ動いているか」「まだ値幅が残っているか」を見る。 デイトレードで銘柄を探すときの基本的な考え方をまとめました。

このページは特定銘柄の売買を推奨するものではありません。 相場データの見方や、銘柄を比較するときの考え方を学ぶための教育コンテンツです。

1. 実値幅を見る

一般的な値上がり率ランキングは、前日終値と現在値を比較しています。 しかしデイトレードでは、「今日の取引時間中に実際どれだけ動いたか」も重要です。

実値幅 = 当日高値 − 当日安値
例:当日高値 1,280円、当日安値 1,120円の場合
実値幅は 160円 です。

ポイント

  • 大きくGUしただけの銘柄と、寄り後に大きく動いた銘柄を区別できる
  • 実際のトレード機会が多かった銘柄を見つけやすい
  • 「値上がり率が高い=デイトレ向き」とは限らない

2. 値幅率で比較する

実値幅を円だけで比べると、株価が高い銘柄ほど有利になりやすいため、 株価に対する値幅の割合も確認します。

値幅率 =(高値 − 安値)÷ 始値 × 100
始値1,000円、高値1,100円、安値950円なら、実値幅は150円。
値幅率は 15% です。

「円の値幅」と「%の値幅」を両方見ることで、株価水準の異なる銘柄を比較しやすくなります。

3. GU・GD率を見る

GU(ギャップアップ)・GD(ギャップダウン)は、 前日の終値に対して当日の始値がどの位置から始まったかを見る指標です。

GU・GD率 =(当日始値 − 前日終値)÷ 前日終値 × 100

GU率が大きい銘柄は注目されやすい一方、 すでに上方向の値幅を大きく使っていることがあります。 そのため、GU率だけでなく「制限値幅までの残り余力」も一緒に確認します。

4. 出来高を見る

値幅が大きくても、売買が少なければデイトレードでは取引しづらいことがあります。 そのため、値幅と出来高はセットで確認します。

  • 売買参加者が多いか
  • 注文が入りやすいか
  • 値幅だけ大きく、実際には薄商いではないか
Turning Pointでは、9:30時点の銘柄チェックで 出来高100万株以上を一つの目安として確認する考え方を使います。

5. 制限値幅と「残り余力」を見る

GU率が高い銘柄ほど、すでにストップ高価格へ近づいている場合があります。 「今日大きく上がっている」だけでなく、 「ここからまだどれだけ動ける余地があるか」を確認します。

S高残り値幅 = ストップ高価格 − 現在値
制限値幅消化率 = GU幅 ÷ 上方向の制限値幅 × 100
前日終値1,000円、ストップ高1,300円、始値1,270円なら、 GU率は大きくてもストップ高まで残り30円しかありません。 このような銘柄は、上昇余力の面では慎重に見る必要があります。

6. 9:30時点での銘柄チェック

寄り付きから30分経過した時点で、次の順番で確認すると整理しやすくなります。

  1. 株価水準を確認する
  2. 9:00〜9:30の出来高を確認する
  3. 9:00〜9:30の高値−安値を確認する
  4. 値幅率を確認する
  5. GU・GD率を確認する
  6. ストップ高・ストップ安までの残り値幅を確認する
  7. 上位足と短期足の方向が一致しているか確認する

まとめ

デイトレードの銘柄探しでは、単純な「値上がり率」だけを見るのではなく、 実値幅・値幅率・GU率・出来高・制限値幅までの余力を組み合わせて見ることで、 「今日実際に動いている銘柄」をより整理しやすくなります。

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