ニュースだけでデイトレすると危険?
最後に頼るべきは「チャートをルール通りに見る力」
ニュース、原油、金利、為替、テーマ。これらは相場を優位に見るための大切な材料です。しかし、それだけで売買を決めてしまうとリスクは一気に高くなります。
ニュースを知ることは確かに大きな武器になる
株式投資では、株価がなぜ動いているのかを理解することはとても大切です。
例えば、原油価格が上昇すればINPEXのような資源関連株には追い風になりやすく、反対に航空会社にとっては燃料コスト増加の要因になることがあります。
金利が上昇すれば銀行株が注目されることもありますし、自動運転やAIといったテーマに資金が集中すれば、関連銘柄が急騰することもあります。
「今日はどの銘柄に資金が入りやすいのか」
「どの業種に追い風が吹いているのか」
「なぜこの銘柄が動いているのか」
を理解することにあります。
この視点を持つことで、何となく銘柄を選ぶよりも、はるかに相場を整理しやすくなります。
しかし「材料が良い=買い」ではない
ここで非常に大切なのが、ニュースの内容と実際の株価の動きは必ずしも同じではないということです。
なぜなら、その材料がすでに株価に織り込まれていることもあれば、寄り付き直後に買いが集中したあと、利益確定売りが一気に出ることもあるからです。
特にデイトレードでは、
↓
大幅ギャップアップ
↓
寄り付き後に買いが続かない
↓
VWAPを割る
↓
戻してもVWAPを超えられない
↓
下落
という展開も珍しくありません。
つまり、ニュースの方向が正しくても、エントリーのタイミングを間違えれば負けることがあります。
ニュースだけでデイトレすると何が危険なのか
| ニュースだけで判断 | ルールを持って判断 |
|---|---|
| 原油上昇だからINPEXを買う | 原油上昇を確認し、INPEXの日足・15分足・VWAPを見る |
| 好材料だから買う | 材料後に株価が本当に買われ続けているかを見る |
| テーマ株だから買う | 出来高と資金流入が継続しているかを見る |
| 株価が上がっているから追いかける | 上位足と下位足の方向が揃っているか確認する |
ニュースだけで売買していると、どうしても「予想」が中心になります。
しかしチャートをルール通りに確認すると、判断の中心が「確認」に変わります。
チャートは売買するかどうかを決めるために使う。
Turning Pointで大切にしたいのは「予想ではなく確認」
相場の未来を完璧に予想することはできません。
だからこそ、Turning Pointでは、未来を当てようとするのではなく、現在のチャートに条件が揃っているかを確認する考え方を大切にしています。
まず大きな方向を見る。
次にエントリーのタイミングを見る。
そして最後に、自分のルールに合っているかを確認する。
この順番を守るだけでも、感情的なトレードを減らしやすくなります。
まず日足で「大きな方向」を見る
最初に確認したいのは日足です。
ニュースがどれだけ良くても、日足が明確な下降トレンドなら、買い方向に進みにくいことがあります。
・株価の大きな方向
・EMA5、EMA20などの傾き
・高値、安値の更新
・一目均衡表の雲との位置関係
まず大きな流れを確認して、その流れに逆らわないことが重要です。
次に15分足で「今日の流れ」を確認する
日足が上昇していても、当日の15分足が下向きなら、その日は買いにくい可能性があります。
逆に、日足と15分足の方向が同じであれば、大きな流れと短期の流れが揃っている状態になります。
+ 15分EMA5 上向き
+ 15分EMA20 上向き
+ EMA5がEMA20より上
+ 高値・安値を切り上げ
このように上位足と下位足の方向を合わせることで、トレードの迷いはかなり減ります。
そして5分足とVWAPでタイミングを見る
大きな方向が合っていても、どこで入るかは別の問題です。
そこで使いやすいのが5分足とVWAPです。
+ VWAPを維持
+ 押し目から反発
+ 出来高増加
+ 高値更新
こうした条件が揃って初めて、「買いを検討できる状態」と考えます。
反対に、好材料で大きくギャップアップしていても、寄り付き後にVWAPを割り、その後もVWAPを取り戻せないのであれば、買いを見送る判断も必要です。
出来高がなければデイトレには向かない
チャートの形が良くても、出来高が少ない銘柄では思った価格で売買できないことがあります。
デイトレードでは、方向だけではなく流動性も非常に重要です。
・出来高は十分か
・売買代金は十分か
・板が薄すぎないか
・実際に値幅が出ているか
ニュースで大きく上昇している銘柄でも、流動性が低ければデイトレ候補としては適さない場合があります。
理想は「外部環境」と「チャート」が揃うこと
ニュースや外部環境を見る意味は、チャート分析を捨てることではありません。
むしろ両方を組み合わせることで、より分かりやすくなります。
↓
候補銘柄を探す
↓
日足で方向確認
↓
15分足で当日の流れを確認
↓
5分足・VWAPでタイミング確認
↓
出来高・売買代金を確認
↓
条件が揃ったらトレード候補
「知っていること」と「トレードできること」は違う
投資のニュースをたくさん知っていることは素晴らしいことです。
しかし、ニュースを知っていることと、実際にトレードで利益を残せることは同じではありません。
大切なのは、その情報をチャートの中でどう確認するかです。
だから買う。
ではなく、
原油が上がった。
INPEXには追い風かもしれない。
では日足は?
15分足は?
VWAPは?
出来高は?
という順番で考える。
これがルールを持ったトレードです。
チャートを見るスキルは繰り返し磨くもの
チャート分析は、一度覚えれば終わりではありません。
毎日の相場の中で、
なぜVWAPで止まったのか。
なぜ好材料なのに下がったのか。
なぜ出来高が増えたのか。
こうしたことを繰り返し確認していくことで、少しずつチャートを見る力が身についていきます。
ニュースを追いかけるだけではなく、実際の値動きと照らし合わせることが大切です。
まとめ
ニュース、原油、為替、金利、テーマなどを理解することで、株式投資をより優位に考えられるようになります。
しかし、ニュースだけを根拠にデイトレードするのは危険です。
ニュースで候補を探す
↓
日足で方向を見る
↓
15分足で流れを見る
↓
5分足・VWAPでタイミングを見る
↓
出来高を確認する
↓
ルールに合えばトレード候補にする
この順番が大切です。
投資で本当に必要なのは、未来を完璧に当てる力ではありません。
今、条件が揃っているのかをルール通りに確認できる力です。
ニュースを知る力と同時に、ぜひチャートを見るスキルもしっかり磨いていきましょう。
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