私が子どもの頃を振り返ると、今とは家庭の形がかなり違っていたように思います。
私の母も、働くとしてもパートやアルバイト程度でした。
学校から帰ると母親が家にいて、おやつを出してくれる。
そんな家庭も、今よりずっと身近にありました。
もちろん、すべての家庭がそうだったわけではありません。
ただ、当時は今ほど共働きが当たり前ではなく、家庭の中で過ごす時間が長い女性も多かった時代です。
外で食事をする機会も少ない。
自分のために頻繁に買い物をする機会も少ない。
旅行や娯楽の選択肢も、今ほど多くない。
そもそも「お金を使う場所」自体が、今より少なかったのだと思います。
昔と今では「普通の暮らし」そのものが違う
ところが現在は大きく違います。
結婚しても仕事を続ける女性が増え、夫婦それぞれに収入があります。
夫にも妻にも仕事上の付き合いがある。
それぞれにスマートフォンがあり、趣味があり、外食があり、旅行があり、美容やファッションがあり、ネット通販があります。
男性だから、女性だからではなく、
夫婦ともに社会の中で活動し、
夫婦ともに自分のお金を使う機会が増えた時代。
私は、今はそういう時代になったのだと思います。
これは悪いことではありません。
むしろ、生活が豊かになり、選択肢が増えた結果です。
ただし、ここには一つ重要な問題があります。
便利になるほど「普通の生活」にお金がかかる
今では当たり前になったものを考えてみてください。
📱 スマートフォン
💻 インターネット
📺 サブスクリプション
🏠 便利な家電
🚗 車
🍽 外食
✈️ 旅行
💇 美容
🎨 趣味
🎓 子どもの教育
どれも一つ一つは、特別なぜいたくではないかもしれません。
でも、積み重なるとかなり大きなお金になります。
そして一度便利な生活に慣れると、
「収入が減ったから、全部やめましょう」
とは簡単にはいきません。
定年したから、スマホを昔の携帯に戻せますか?
例えば定年したからといって、
スマートフォンをやめて、昔の携帯電話に戻す。
これは、実際にはかなり難しいと思います。
自宅のインターネットを解約する。
好きだった旅行を突然やめる。
今まで乗っていた車をすぐ手放す。
長年続けてきた趣味をやめる。
どれも、頭では「節約になる」と分かっていても、実際に生活レベルを下げるのは簡単ではありません。
人は良いもの、便利なもの、快適なものを知るほど、
それを「ぜいたく」ではなく、
「普通の生活」だと感じるようになる。
問題は、生活が変わったのに「お金の習慣」が変わっていないこと
私はここに、今の時代の大きな問題があると思います。
生活は変わりました。
働き方も変わりました。
便利さも大きく変わりました。
でも、お金について学ぶ習慣は、
それほど変わっていない。
日本では、学校でも家庭でも、お金について体系的に学ぶ機会が少なかった人が多いと思います。
さらに、
「お金の話ばかりするのは嫌だ」
「投資は怖い」
「お金のことを考えるのは苦手」
と、お金の話そのものに抵抗を感じる人もいます。
でも、時代が変わった以上、お金との付き合い方も変えていかなければなりません。
昔の生活に戻れないなら「今の生活をどう守るか」を考える
昔のような生活に戻れないのであれば、
今の生活を将来も続けるには、どうするのか。
ここを考える必要があります。
節約だけを考えるのではありません。
収入をどう残すのか。
資産をどう作るのか。
老後の不足額をどう埋めるのか。
そこまで考えることが必要です。
現役時代は「また来月入ってくる」がある
働いている間は、あまり危機感を持たないかもしれません。
今月使いすぎても、
「また来月、給料が入る」
からです。
共働きなら、夫婦それぞれに収入があります。
多少生活費が高くても、毎月の収入が家計を補ってくれます。
ところが定年すると、この前提が変わります。
今まで毎月入ってきた給与がなくなる。
それでも、長年身についた生活習慣は残ります。
数年たってから「思った以上に減っている」と気づく
だから最初の数年間は、退職金や貯蓄を少しずつ使いながら、現役時代とそれほど変わらない生活を続ける。
「最初は3,000万円あった」
「まだ2,500万円ある」
「まだ2,000万円ある」
そう思っているうちに、数年が過ぎてしまう。
そしてある日、
「思った以上に減っている……」
ことに気づく。
でも、その時になって生活習慣を大きく変えようとしても簡単ではありません。
だから必要なのは「今の時代のお金の習慣」
昔と今では暮らしが違います。
だったら、お金についての習慣も変える必要があります。
私はこれからの時代、
稼ぐ
使う
貯める
増やす
守る
この5つをセットで考える必要があると思います。
特に大事なのは、
「働いている間のお金」だけを考えないこと。
働けなくなった後のお金まで「働いている間」に準備する
働いている間に、働けなくなった後のお金まで準備する。
老後にも残せる収入源を考える。
投資について学ぶ。
自分が毎月いくらで暮らしているか知る。
退職後に毎月いくら不足するのか知る。
そこまで考えて、初めて今の時代に合った
「お金の準備」になるのではないでしょうか。
私が思う「これからの老後対策」
昔の生活に戻ることを目標にする必要はないと思います。
便利になったものを全部捨てる。
好きなことを全部我慢する。
そんな老後ではなく、
今の自分らしい暮らしを、
できるだけ長く続けられる準備をする。
そのために、
今からお金について学ぶ。
今から資産を作る。
今から収入を残す方法を考える。
今から自分の生活費を知る。
生活が変わったのなら、
お金の考え方も、
時代に合わせて変える必要があります。
老後になって数年たってから、
「こんなはずではなかった」
と気づくのでは遅い。
だからこそ、収入がある今のうちに考えておく。
私は、それがこれからの時代の老後準備なのだと思います。
ドルえもんです😊
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