資産形成

FRB議長はなぜ変わった?「据え置き予想」から一転、利上げ予想が急増した理由を初心者向けに解説

こんにちは、ドルえもんです😊

2026年9月16日、今夜は非常に重要なFOMCがあります。

ところで最近、経済ニュースを見ていて、

「FRB議長ってパウエルさんじゃなかったの?」
「いつの間にウォーシュ議長に変わったの?」
「少し前まで金利は据え置き予想じゃなかった?」

と思った方もいるのではないでしょうか。

実は今回、この2つを理解すると、 今夜のFOMCを見るポイントがかなり分かりやすくなります。

※この記事は2026年9月16日朝時点の情報をもとにしています。

FRB議長はなぜパウエル氏から変わったのか?

まず最初に押さえておきたいのは、

パウエル氏が突然解任されたわけではありません。

パウエル氏のFRB議長としての任期が2026年5月15日に終了し、 後任としてケビン・ウォーシュ氏が就任した、というのが基本的な流れです。

FRBによると、パウエル氏の議長任期終了後、 ウォーシュ氏が5月22日に正式にFRB議長へ就任しました。

ウォーシュ氏の議長任期は2030年5月21日までです。

ちなみにパウエル氏は「議長」を退いただけで、 FRB理事としての任期は2028年1月31日まで残っています。

つまり

FRB議長 = ウォーシュ氏
パウエル氏 = FRB理事として残っている

新しいウォーシュFRB議長とは?

ケビン・ウォーシュ氏は、実はFRBが初めてという人物ではありません。

2006年から2011年にもFRB理事を務めており、 2008年のリーマン・ショック・金融危機の時代もFRB内部にいました。

その後はスタンフォード大学やフーバー研究所、投資会社などでも活動しています。

そしてウォーシュ議長になってから注目されている特徴の一つが、

将来の金利について、以前ほど明確なヒントを出さない姿勢

つまり、

「次回は利上げします」
「しばらく据え置きます」

と市場に先回りして教えるのではなく、

その時の経済データを見て判断する

という色合いが強くなっています。

だから最近のFOMCは、以前以上に 経済指標によって予想が変化しやすくなっています。

実は少し前まで「据え置き予想」が多数派だった

ここが今回、とても面白いところです。

9月9日に発表されたReutersのエコノミスト調査では、

93人中65人
約70%が9月FOMCで金利据え置きを予想

その時点の政策金利は、

3.50%~3.75%

つまり、ほんの1週間ほど前までは、

「今回もFRBは動かないのでは?」

という見方が中心だったわけです。

そのため、経済指標サイトなどを見ていて、 「FOMCは据え置きだったはずだけど?」と思った方がいても不思議ではありません。

ところが数日で予想が大逆転

その後、状況が一気に変わりました。

大きな理由の一つが、

インフレが市場の期待ほど落ち着かなかったこと

です。

さらに原油価格の上昇などもあり、

「このままだとインフレが再び強くなるのでは?」

という警戒が強まりました。

すると、FRBの利上げ予想が急増します。

9月14日のReuters最新調査

101人中86人
約85%が0.25%利上げを予想
FOMC予想が据え置き約70%から利上げ約85%へ急変

ほんの数日前には約70%が据え置きを予想していたのに、 今度は85%が利上げ予想。

かなり大きな変化です。

「羊飼い」のサイトも現在は利上げ予想

私自身も最初に経済指標サイトを見た時、

「据え置き予想だったような?」

と思いました。

しかし2026年9月16日朝に更新された「FX・羊飼い」の経済指標を見ると、 現在は、

0.25%利上げ
3.75% → 4.00%

が市場予想になっています。

つまり情報が間違っていたというより、

この数日間で市場予想そのものが変わった

と考えた方が分かりやすいでしょう。

では今夜、利上げならドル円は上がるのか?

ここで投資初心者の方が一番注意したいポイントがあります。

普通に考えると、

アメリカが利上げ

米金利上昇

ドルが買われる

ドル円上昇

となります。

ところが今回は、そう単純ではありません。

なぜなら現在、市場ではすでに 利上げ予想がかなり強くなっているからです。

「利上げすること自体」は、すでにある程度相場に織り込まれている可能性があります。

今回本当に重要なのは「次も利上げするのか?」

FOMCで0.25%利上げしたとしても、 ウォーシュ議長が、

「今後については経済データを確認したい」
「追加利上げについては決めていない」

という慎重な発言をすれば、

最初はドル円が上昇しても、 その後反落する可能性があります。

反対に、

「インフレは依然として高い」
「さらなる金融引き締めが必要になる可能性がある」

という内容なら、

追加利上げを意識して、 米金利上昇 → ドル高 が続く可能性があります。

今回のFOMCは
「利上げしたかどうか」より
「その次をどう考えているのか」が重要

今夜の3つのシナリオ

今夜のFOMC3つのシナリオとドル円・GOLD・株式市場への影響
“`
FOMC結果 ドル円 GOLD 株式市場
0.25%利上げ+追加利上げ示唆 上昇しやすい 下落しやすい グロース・半導体に逆風
0.25%利上げ+今後は慎重 上昇後に反落も 下落後に反発も 安心感が出る可能性
まさかの据え置き ドル急落に注意 上昇しやすい 金利低下なら上昇要因
“`

※相場は必ずこの通りに動くわけではありません。FOMC直後は上下に大きく振れることがあります。

今回は「ドットチャート」も重要

今回のFOMCでは、政策金利の発表だけでなく、

SEP(経済見通し)とドットチャート

も発表されます。

日本時間

9月17日 午前3時00分 FOMC結果
9月17日 午前3時30分 ウォーシュFRB議長 記者会見

今回、特に確認したいのは、

2026年末から2027年にかけて、FRBメンバーが政策金利をどこまで上げると考えているのか

というところです。

GOLDを見る人にも重要なFOMC

GOLDの場合は少し複雑です。

米金利上昇

ドル上昇

GOLDには下落要因

となるのが一般的です。

ところが現在は地政学リスクや原油価格上昇など、 GOLDを買いたくなる材料も同時に存在しています。

そのため、

「FRBが利上げしたからGOLDを売る」

と単純に考えるより、

  • 利上げ後も米金利が上昇するのか
  • ドルが本当に上昇を続けるのか

まで確認することが重要です。

投資で重要なのは「予想が変わった理由」を見ること

今回のFOMCは非常に良い勉強材料です。

“`
9月9日

約70%が
据え置き予想
9月14日

約85%が
利上げ予想
“`

相場の世界では、これほど短期間でも予想は変わります。

だから、

「先週こう言っていたから」

ではなく、

新しい経済指標が出た時に、市場参加者がどう考え方を変えたのかを見ること

がとても大切です。

投資では未来を完璧に当てる必要はありません。

むしろ、

予想と違った時にどうするのか。

そこまで準備しておくことの方が大切です。

今回なら、

  • 利上げ+追加利上げ示唆ならどうする
  • 利上げしたのにドルが下がったらどうする
  • まさかの据え置きならどうする

ここまで考えておけば、発表後に慌てなくて済みます。

今夜のFOMC。

注目するのは単純な「利上げ・据え置き」だけではありません。

その次のFRBが何を考えているのか。

ここをしっかり確認していきましょう😊

※本記事は相場や金融政策について学ぶための情報提供を目的としたもので、 特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。

【参考資料】Federal Reserve Board / Reuters / ザイFX!「FX・羊飼いの今日の為替はこれで動く!」

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