投資の教科書

第0章 4/6|チャート分析に必要なのは「方向・タイミング・ルール確認」

Turning Point 投資の教科書|第0章 4/6

チャート分析で本当に必要なのは「方向・タイミング・ルール確認」

チャートを開いてすぐに「買うか、売るか」を考えるのではなく、まず方向を確認し、次にタイミング、最後に自分のルールを確認する。Turning Pointが大切にしている判断の順番を整理します。

前の記事では、HYBRIDチャートを作った理由についてお話ししました。

その根底にあるのが、「判断をできるだけ分かりやすく整理する」という考え方です。

チャートを見る時に、最初から「上がるか、下がるか」を当てようとすると、どうしても迷いやすくなります。

そこでTurning Pointでは、チャート分析を大きく3つの順番で考えます。

方向
今の相場は大きくどちらを向いているのか
タイミング
今は自分が入る場面なのか
ルール確認
自分の条件が本当に揃っているのか
方向 → タイミング → ルール確認

この順番を崩さないことが、迷いを減らすための基本になります。

最初に見るのは「方向」

STEP 1

まず大きな流れを確認する

チャートを見ると、直近のローソク足の動きに目が行きやすくなります。

急に上がると「買いたい」、急に下がると「売りたい」と感じることもあります。

でも、その前に確認したいのが大きな流れです。

  • 上位足は上昇している?
  • 下降している?
  • 横ばいになっている?
  • 高値と安値はどう動いている?
  • 移動平均線の向きはどうなっている?

大切なのは、一つのローソク足だけで方向を決めないことです。

まず「大きな流れがどちらを向いているか」を確認する。

例えば短い時間足で上昇していても、上位足では大きな下降の途中かもしれません。

反対に、大きな流れも小さな流れも同じ方向を向いていることもあります。

小さな動きを見る前に
まず大きな流れを見る。

方向が分かっても、すぐには入らない

方向が確認できたら、そのままエントリーするのでしょうか。

Turning Pointでは、そう考えません。

STEP 2

次に「タイミング」を待つ

相場の方向が分かっていても、どこで入っても同じというわけではありません。

上昇方向だからといって、高値を追いかければ不利な位置になることもあります。

そこで、下位足などを使いながら、自分が考えているタイミングが来るまで待ちます。

  • □ 大きな方向と小さな方向は揃っている?
  • □ 自分が待っていた形になっている?
  • □ 急騰・急落を追いかけていない?
  • □ 「乗り遅れたくない」だけで入ろうとしていない?

方向が合っていても、タイミングが違えば待つ。

この「待つ」ができるかどうかは、トレードではとても大切です。

大きな流れと小さな流れを合わせて見る

デイトレードでは、時間足ごとに見えている景色が違います。

例えば、上位足では上昇しているのに、短い時間足では一時的に下落していることがあります。

その状態で無理に入るより、

大きな流れと
小さな流れが
同じ方向を向くまで待つ。

という考え方を持つと、相場の見方が整理しやすくなります。

これは「揃えば必ず勝てる」という意味ではありません。

あくまで、方向がバラバラの場面より判断しやすい環境を選ぶという考え方です。

タイミングが来ても「ルール確認」が必要

STEP 3

最後に自分のルールを確認する

方向も合っている。

タイミングも良さそう。

そこで最後に、自分のトレード条件を確認します。

  • □ エントリー条件は揃っている?
  • □ 損切り位置を決めている?
  • □ 決済の考え方は決まっている?
  • □ 許容できるリスクになっている?
  • □ 感情ではなくルールで判断している?

方向とタイミングが良くても、ルールが揃っていなければ見送る。

トレードをすることが目的ではありません。

自分が決めた条件で判断することが目的です。

よくある失敗は「タイミング」から先に見ること

チャートを見ていると、値段が急に動くことがあります。

すると、

  • 動いたから入りたい
  • このまま上がりそう
  • 今入らないと乗り遅れそう

と考えます。

そして先にエントリーしたくなってから、後付けで理由を探します。

「入りたい」から
分析を始めない。

順番は反対です。

方向を確認する → タイミングを見る → ルールを確認する。

この順番で見た結果、条件が揃わなければ何もしません。

「動いたから入る」と「確認して入る」は違う

値動きを見て反射的に入ると、判断の根拠が後から曖昧になりやすくなります。

一方、確認する順番を決めておけば、エントリーした理由も振り返りやすくなります。

  • 方向は確認した
  • タイミングも待った
  • 条件も確認した
  • 損切り位置も決めた

こうしておけば、結果が負けだったとしても、何を改善すればいいか考えやすくなります。

良いトレードかどうかは、利益だけでは決まりません。

ルール通りに判断できたかという視点も必要です。

チャートを見る前に3つだけ覚える

情報が多くて迷う時は、まず次の3つに戻ります。

1
方向
大きな流れはどちら?
2
タイミング
今は入る場面?
3
ルール
条件は揃っている?
方向が合っていても
タイミングが違えば待つ。

方向とタイミングが合っていても
ルールがなければ見送る。

条件が揃わない日は、何もしなくていい

チャートを見ていると、毎日トレードしなければいけないような気持ちになることがあります。

しかし、相場は毎日同じではありません。

方向が分かりにくい日もあります。

タイミングが来ない日もあります。

自分の条件に合わない日もあります。

条件が揃わなければ、何もしない。

何もしないという判断も、ルールを守った立派な判断です。

判断に迷ったら「情報を増やす」前に順番へ戻る

トレードで迷うと、もっと情報を集めれば答えが分かると思いがちです。

しかし、ニュース、インジケーター、SNS、他人の予想を増やすほど、かえって判断できなくなることもあります。

迷ったら情報を増やす前に
方向 → タイミング → ルール確認
へ戻る。

次の記事では、この「情報を増やしすぎることで迷ってしまう」という問題を詳しく見ていきます。

まとめ|見る順番を決めると判断しやすくなる

① 最初に方向を見る
短期の値動きだけではなく、大きな流れから確認します。

② 方向が分かってもすぐ入らない
自分のタイミングが来るまで待ちます。

③ 大きな流れと小さな流れを見る
方向が揃っているかを確認します。

④ 最後にルール確認をする
条件・損切り・リスクなどを確認します。

⑤ 条件がなければ何もしない
待つことも判断の一つです。

⑥ 「入りたい」から分析を始めない
方向 → タイミング → ルール確認の順番を守ります。

予想ではなく確認。

方向 → タイミング → ルール確認。
📘 第0章|次に読む記事 5/6

投資で迷うのは知識が足りないから?

「もっと勉強しなければ」と情報を増やした結果、かえって判断できなくなることがあります。

次の記事では、情報を増やしすぎることで起こる「迷い」について考えます。

NEXT|第0章 5/6
情報を増やしすぎる落とし穴
ニュース、インジケーター、SNS、他人の予想。情報が多ければ判断しやすくなるとは限りません。必要な情報を整理し、迷った時に戻る場所を作っていきます。
第0章 5/6を読む →

※本記事は金融・投資に関する一般的な教育・情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品の売買や利益を推奨・保証するものではありません。投資には価格変動等により損失が生じるリスクがあります。

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